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登録カテゴリ:地域に根ざした文化と歴史 高知県西部 応援(*^^)v「はた博」
[ライター:夢]投稿:2011年10月03日
宿毛市の国道56号線を走っていると、時々見かけていた「浜田の泊り屋」の道しるべ・・・。
なんだろうと思って調べてみると、宿毛では重要かつ有名な建物らしい。
早速見に行ってみ見た。
・・・が、どこだ〜〜。
それらしい場所で、ゆっくりゆっくりと車を走らせると「あった!ここが入り口や!」
田んぼの中の道を一直線に入って行くと、ありました〜〜。
古いけれど風格のある建物。
別段何という事はないのですが、遠い昔ここで若者が集い、夢を語り合ったり
たわいない話をしながら過ごしたのだろうか・・・。
頭の中を、そんな風景がふとかけめぐったのでした。
【泊り屋とは幕末から明治時代にかけて幡多郡の各地にあった若者宿のことです。
幡多地区の各部落では、この泊り屋を建てて未婚の若者たちが宿泊する風習がありました。
ここに宿泊し、夜警や災害時の救助活動をしたり、祭りなどの行事に参加していたのです。
幡多地区の泊り屋(やぐら とも言った)は、すべて高床式の独立家屋で、
百数十ヵ所も設置されていました。
しかし、明治末期から大正にかけて平屋建の公会堂に建てかえられたり、破壊されたりして、
現在残っているのは芳奈にある4軒のみである。
その中でも1番美しく風格のあるこの泊り屋が国の指定をうけ、人気を得ている。
この泊り屋は、桁行二間、梁間二間、木造高床式平屋建入母屋造り桟瓦ぶきで、
栗の自然木を四隅の柱に使った最も風格のある建物です。
この泊り屋を建てた大工は、浜田の住人浜田熊太郎であった。
芳奈の浜田にあるこの泊り屋は昭和32年、国の重要民族資料に指定され、
今では宿毛屈指の観光名所として紹介されている。】(宿毛歴史館・宿毛市HP参照)