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登録カテゴリ:土佐の地酒 地域に根ざした文化と歴史 高知県西部
[ライター:夢]投稿:2011年09月20日
実は前から気になっていた、国道56号線の久礼インターの近くにある看板。
地酒「純平」蔵元直売所と書かれている。
いつか飲んでみたいと思っていたので、思い切って寄ってみた。
「純平」というネーミングに引かれていたのですが、それには訳が・・・。
若かりし頃、高知県出身の漫画家、故青柳裕介氏の「土佐の一本釣り」という
コミックにはまり読んでいたからだ。
物語は、この久礼を舞台に中学を出てすぐにカツオ船に乗り込む純平と
2歳年上の八千代を通して古きよき時代の「男と女」のあり方と
久礼の人々の生活が描かれたものです。
当時、私はこの純平と八千代の不器用な愛情表現や年を追うごとに成長する二人の
思いや気持ちに自分を重ねたものでした。懐かしい〜〜 (~o~)
さて、直売所に入ると県外のお客さんもいてお酒を買っていました。
私は、四国限定の龍馬のイラストがついた箱入りを買って見ました。
そして、入り口の写真などを撮らせてもらっていると親切なおじさんが声をかけてくれて
「この近くに酒蔵があるき行ってみ〜や。中も見せてくれるき。すんぐ近くや〜」と教えてくれました。
せっかくなので、それは行ってみんとね〜〜。
買ったお酒を持って、早速酒蔵目指してGO!
途中で人に聞きながら車を走らせるとホントに2〜3分で着きました。
入り口で「こんにちわ〜」と引き戸を開けると
蔵元の女将さんでしょうか・・・。
気持ちよく出迎えて下さり、どうぞゆっくりと見て下さい」との事。
「高知県最古の酒蔵と聞きましたが・・・何年になるんですか?」と聞いた所、
「今年でちょうど230年になるんですよ」というお返事。
一口で230年と言ってもすっごい歴史ですよね!!
歴史の苦手な私も少し調べて見ました。
今から230年前、天明元年(西暦1781年)とは、将軍が10代徳川家治、老中が田沼意次の時代で、
日本地図を作った伊能忠敬、解体新書を書いた杉田玄白48才、浮世絵師の歌麿28才、葛飾北斎21才。
そんな人達が活躍していた時代だそうです。ふむふむ・・・。
とりあえず、たくさん写真を撮らせていただき、
ひと時の歴史の旅をして帰ってきました。
買ったお酒は、今度皆が集まるときにパァ〜っと飲みます(笑)。
お酒の味をお伝えする事ができずにすみません〜〜 ^_^;