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[ライター:華]投稿:2011年07月10日
「お月さん桃色 誰が言うた 海女が言うた 海女の口引き裂け・・・」
昔からあるわらべ歌。
いつの間にやら、覚えていたという感じですが、子供の時は、怖い歌だなと思っていました。海女の口引き裂けって・・・(汗)
これが、サンゴを表した歌だと知ったのは、随分後になってからでした。
しかも、高知県大月町で、歌い継がれてきたことを知り、二度びっくり!
さらに、この歌の背景を聞くと、私めの好奇心はムクムクでございます。
徳川時代から、大月町の月灘という海にはサンゴがあることは分かっていたけれど、土佐藩は採取することはもちろん、所在を口にすることも固く禁じていたそうです。
言っちゃだめよと言われれば、言いたくなるのは人の常(笑)
人の口に戸は立てられないものですよね〜。
で、この様なわらべ歌として、歌い継がれてきたそうです。
明治になって、禁令は解かれ、採取が盛んに行われたようですが、乱獲しすぎて、大正時代にはあえなく中止。
現在では、サンゴの加工が盛んなようです。
何故だかこの歌と、その言われが強く印象にあって、大月町のイメージになっていた私。
サンゴを抱いた少女の像は、なんだか悲しそうでした。
高知市内のお土産屋さんでも、土佐サンゴがありますよね。
見かけたら、この話を思い出してくださいね。