登録カテゴリ:地域に根ざした文化と歴史 高知県中部
11月5日〜11月10日まで、高知市文化プラザかるぽーとで開催されています。
その会場に搬入される4日に行ってきたのですが、・・・・
私の中のちぎり絵の想像を頭から、見事に打ち砕かれ
作品のクオリティーの高さに鳥肌が立つほどの感動でした。
土佐典具帖紙という和紙を使い幾重にも重ね思う色をだし、貼っては剥がしを繰り返しながら、自分の思う作品を作っていくのだといいます。
ひとつ、ひとつの作品から、個人の人柄が感じられ、ふわっとした和紙の質感が、なんとも言えない癒しの空間をうみだしているのです。
ここに居られるだけ居たい。
そう思わせる作品展です。
そもそも高知には、和紙を使った「ちぎり絵」をする人も教えている人もいなかったそうです。
では、何故?
高知サークルを立ち上げた一人、高知サークル北村前代表に経緯を聞くことが出来ました。
【30年前、友達の山本さん宅の玄関に飾られていたテッセンのちぎり絵に一目惚れ。
それが切っ掛けで、友達3人で毎月夜行列車で岡山まで、ちぎり絵を習いに・・・
「ただちぎり絵がしたい」その気持ちだけでした。
その間もちぎり絵の先生である亀井氏からは、「高知には、典具帖紙という有名な和紙がある。高知にサークル作って、広めなさい。」と何回か言われたけれども、自分がしたいから習っているだけで、サークルをつくるなんて・・・
ところが、3年目に「高知で全国作品展をする。」の亀井先生の一言で、右も左も分からないまま高知サークルを立ち上げました。
その間、様々な人の力添えもあり、高知県下西から東へ行き、ちぎり絵を広めに・・・今では、高知サークルを中心に20のグループができました。
30年経ちましたが、走り続けてきたので、あっと言う間の30年でした。】
他にもたくさんのお話を聞けたのですが、長文になってしまいますので、これぐらいにしますが、「素敵」「ちぎり絵をしたい」という気持ちが、行動になり、ここまで大きくなり、
ボランティア、国際交流等、精力的に活動されているそうです。
和紙ちぎり絵展、開催中は、午前10時〜午後5時までで、最終日は、午後3時までになっていますが、是非、行ってみてください。
お勧めです。